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シミの基礎知識

人間の肌は、紫外線を浴びたり、様々なダメージが加わると、表皮の最下部にある基底層のメラノサイト(色素細胞)にその刺激が伝わり、体を守るためのメラニンが生成されます。
メラニンは通常だと、肌のターンオーバーによって肌の表面に押しあげられて自然に剥がれ消えていきます。
細胞が基底層から皮膚の表面に移動するのに約14日かかり、それから剥がれ落ちるまでにも14日かかるといわれていて、ターンオーバーが正常に起動していれば約28日で皮膚が入れ替わり、それと共にシミの原因となるメラニン色素も消えていくのです。
しかし、何かしらの理由でターンオーバーが正常に働かないと、メラニンの生成と排出のバランスも崩れてしまい、排出しきれなかったメラニンが沈着してシミとなって残ってしまうのです。

レーザー治療は殆どのシミに有効

シミの治療は、レーザーによって治療する方法が有名です。
レーザー治療は薄いものは当然のこと濃いものにも有効な治療法で、黒い部分(メラニン色素部分)のみを破壊して他の組織には影響がないので、人体には無害だといわれています。
レーザー治療で使われる最新の機器は、シミの濃さや深さに合わせてパワーが調節できて、照射時間も瞬間的で短い時間で治療ができるようになっています。
レーザー治療が有効なしみは、老人性色素班や光線性花弁状色素斑などです。
顔にできているシミだけでなく、体にできたものも治療ができるもので、シミの状態にもよりますが、だいたい3回から4回くらいで消えてなくなります。
ただし、レーザー治療はシミに有効的だといっても、なかにはレーザー治療ができないものもあるので、医療機関で診察を受け、シミの種類を調べてもらったのち、もっとも効果的な治療法を行なうことが大切です。

レーザーでは治療ができないシミ

レーザー治療では悪化してしまって治療のできないシミもあります。
そのなかに肝斑と呼ばれるシミがあります。
肝斑とは、30代から40代の女性に多くみられるシミで、頬骨の辺りからオデコなどに左右対称にあらわれるもので、肝臓の形に似ているため肝斑と呼ばれています。
しかし、肝斑ができる原因は肝臓とは関係なく、女性ホルモンの影響が一番の原因となっています。
肝班は治療を行なって一度改善しても、また発症することがあるシミですので注意をしましょう。
肝斑のようにレーザー治療では治療ができないシミの場合は、ケミカルピーリングやイオン導入、レチノイン酸で治療する方法がとられます。
これらの治療は肌の老化防止や若返りの効果もあるものです。
内服薬での治療の場合は、最低1ヶ月間は服用を続け、シミの改善ができているようだったら、その後また1ヶ月間服用をするという方法が多いようです。

薬で治療できるシミ

薬でのシミ治療は、トレチノイン療法やケミカルピーリングといった直接皮膚に塗って治療する方法と、トラネキサム酸やグルタチオン、ビタミンCなどを内服する方法とがあります。
老人性のシミや肝斑、炎症後色素沈着、ニキビ、ニキビの痕の赤みなどに有効な治療法は、トレチノインで表皮の細胞を活発にさせて、沈着しているシミの色素を外へ排出し、ハイドロキノンによって色素組織に新しいメラニン色素を作らせないようにする、2種類の塗り薬を使用する方法です。
薬が1番効果を発揮するのは、紫外線を浴びて出来たばかりのシミや、できつつあるシミです。
メラニン色素が深い部分にあるような昔からのシミには効果がないことが多いのです。
半年以上、薬を使って治療をしているのに、改善がみられないような場合は医師に相談して治療法を変えるなどした方がいいでしょう。

シミの対策に大切なこと

シミの治療や予防のためには、紫外線を浴びないことが一番ですが、ストレスを溜めないようにすることや、規則正しい生活をすることも大事です。
日焼け止めをこまめに塗るようにして、外出する時には帽子や日傘、サングラスなどを身につけると良いでしょう。
不規則な生活は肌の新陳代謝を悪くし、透明感を失わせてしまいます。
そして、活性酸素も大量に発生することとなり、色素細胞を刺激するホルモンが分泌されやすくなって、シミができる原因となるのです。
また、化粧をしている時間が長いと、化粧品の酸化の影響で皮膚が刺激され、シミができやすくなってしまいます。
外出から帰ってきたら出来るだけ早くメイクを落とすようにしましょう。
シミを作らないようにするには、普段の生活から対策しておくことが大切となりますので、生活習慣を見直してシミができにくい肌になるように心がけましょう。



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